2025/05/22 14:43

 いじめを受けた時、あなたはどのように対処するでしょうか。
 私は子供の頃、いじめやモラハラといった攻撃を受けた時は、「努力でねじ伏せる」ことを目的として生きていました。しかし、最近になって、それは間違いであることに気付いてきました。

 私は「努力して、認めてもらう」事ばかり考えて生きていましたが、いじめをするような人がいじめていた人を認める事はいつになっても有り得ないのです。劣っている部分のみに目を向け、否定し続けるのですから、そのような努力は非効率的です。また、疲れ果てて努力が出来なくなった途端に、そら見た事かと、いじめがエスカレートします。それはあまりにも非生産的な努力で、永遠に理解されない苦しみと怒りと劣等感で苦しむだけです。

「なぜ障害を開示するのか」と聞かれる事もありますが、障害を開示しているのは周囲にではなく、あくまで政府に対してです。私達にとって大切なのは、国民に理解してもらう事ではなく、国民を法と言う名で「脅し」て生き延びる必要があります。例えば、「障害者差別解消法」などがそれです。その為の障害開示だと私は考えています。その「脅し」が通用する人物を見極めていく事が何より大切であると私は学びました。

 ただ問題は、自分で担当の保健士を選べない事です。保健士によっては障害に理解がなく、支援に消極的で、場合によってはネグレクトの状態と化している市区町村も少なくないのではないでしょうか。そして医師も必ずしも自分の症状を理解してくれる人ばかりではありません。障害者にとって最も大切な「努力」は、医師や保健士を始めとした周囲の環境を自分で選び取っていく事なのだと思いました。